Periodontal treatment
歯周病治療
『歯周病で歯を失うことを受け入れていませんか?』
(財)8020推進財団の行った平成30年の調査では、歯を失った原因の第1位(約40%)が歯周病でした。
ですので、多くの方が歯周病が原因で歯を失っているのは事実と言えます。
しかし、それを裏返すと、『歯周病の治療とその後の進行抑制を確実に行えば、多くの歯が守れる』ということです。
諦めずに、治療に取り組んでみませんか?
「あなたの気になる症状はどれですか?」
  • 歯茎が赤く腫れぼったい
  • 歯磨き時に出血する
  • 歯の間の歯茎が丸く膨らんでいる
  • 口臭が気になる
  • 歯が揺れている
  • 噛むと痛い
  • 歯茎が下がって、歯が長く見える
  • 自然に歯が抜けた
  • 歯茎から膿がでる
「そのままにしておくと…」
歯周病はそのままにしておくと、お口の中だけでなく、全身にも悪い影響を与えてしまいます。
近年話題になっているように、歯周病は糖尿病、心血管疾患、癌、認知症などとの関連が報告され、妊娠中の早産、低体重児出産、早産低体重児出産などのリスク因子となることも明らかにされています。
また口臭などの問題も発生するため、社会生活にも支障がでてしまいます。

歯周病は、
  • 自分の体の一部である『顎の骨が溶けていく病気』
  • 自覚症状がない場合が多く、自分ではその発生と進行に気づけない
  • そのままにしておくと進行して歯を失ってしまう
  • 歯を失うだけでなく、全身の健康、社会生活にも支障が出る
一度溶けてしまった骨を元に戻すことは非常に難しいです。歯周病の治療は、軽度であればあるほど、治療もそれほど複雑ではなく、結果的に大切な歯を守ることができます。
「当院での歯周病治療の流れ」
1.歯周病の検査
歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)検査、揺れの検査、レントゲン検査、口腔内写真撮影などを行い、歯周病の状態を把握します。
2.清掃状況の確認と改善
現在どこが磨けていないかをチェックし、磨き方を確認します。歯周病の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)です。それが除去できない限りは、歯周病の治療は成功せず、進行を防ぐことはできません。※ 単なるクリーニングだけでは、予防効果はほとんどないという報告があります。
3.歯石除去
歯の表面についている歯石と、歯茎の中にある歯石の両方を徹底的に取り除きます。痛みを伴う可能性がある場合は、麻酔をします。歯周病が軽度の場合は、このステップで治療が完了します。
4.歯周外科手術
歯周病が重度に進行すると、外科処置が必要になります。歯周外科後の清掃状況が悪いと、処置後に悪化してしまうという報告もありますので、注意が必要です。
5.メンテナンス
歯周病は、再発します。そのため再発しないためには、メンテナンスが必須です。通院期間や内容は、状況に応じて判断し、ご提案いたします。しっかりとご説明いたしますので、ご安心ください。