Dentures
入れ歯・ブリッジ

『入れ歯を作ったが、気持ち悪くて入れていない』

『歯を抜いたままにしている』

患者さんとお話ししていると、よくこんなお話を伺います。

『噛めていて不自由していないから、なくていいんじゃない?』という疑問があるのだと思います。

しかし、2012年の論文に、歯を失った後に補う処置をしていないと、認知症の発症リスクが上がるという報告がありました。また厚労省の報告によると、2025年には65歳以上の方の5人に1人は認知症になっているという予測もあります。今後の生活、または周囲のご家族への負担等を考えると、『噛めているから大丈夫』とは言えない時代になってきているのかもしれません。

「そのままにしておくと…」

お口の中は常に変化しています。歯がないままにしておくと、周囲の歯が動く、他の歯も失う、噛み合わせが不安定になるなどの変化が起きてしまいます。その結果として、治療が複雑化し、治療期間、費用、大きい入れ歯の違和感など、受け入れなくてはならないことが増えてしまいます。失う歯を最小限にし、快適な生活を送るためにも、出来るだけ早い対応がとても重要です。

「当院での補う治療」
ブリッジ
特徴
ブリッジとは、なくなった歯の両隣の歯を削り、被せ物でつなげる方法です。
メリット
  • 保険が適応されるものもあり、治療費を抑えられる
  • 天然の歯に近い使用感で、違和感が少ない
デメリット
  • 健康な歯を削る必要がある
  • 繋がっているので、清潔にすることが難しい
  • 両隣の歯の状態によっては、できない
部分入れ歯
特徴
部分入れ歯とは、なくなった歯の隣の歯などにひっかけて固定する方法です。その経験がむし歯は痛みなく進行することを裏付けているかもしれません。
メリット
  • 保険が適用されるものもあり、治療費が抑えられる
  • 条件が厳しくなく、多くの場合で治療が可能
デメリット
  • 固定のばねが目立ち、見た目が悪い
  • 装着に違和感があり、噛み心地もよくない場合が多い
インプラント
特徴
顎の骨に直接人工の歯根を埋め込み、その上に歯を作る方法です。
メリット
  • 周りの歯への負担が少ない
  • 噛み心地が非常に良い
  • 自分で取り外しをしなくていい
デメリット
  • 保険適応外なため、費用はかかる
  • 治療期間が長い、また手術が必要
  • 骨の状態や持病の関係でできない場合がある